本ページは、JavaScriptをオンにして頂かないと正しく表示されません。
JavaScript/Cookie設定チェックを確認して、再度アクセス下さいませ。


レーザーレーダークルーズの後付(4/4)〜ハーネス配線、調整、実走編〜
感想(Impression)はページ末です。

写真レポートの参照順について(新しいウインドウが開きます)


写真をクリックすると拡大写真となります。

レーダーセンサー〜ディストリビューションECU間ハーネスの配線

スカッフプレートを取り外します。

3m程度の動車用電線を5本用意する。

結束帯等で5本の電線をまとめて、配線通しに挟み込みます。

レーダークルーズセンサー〜ディスタンスコントロールコンピュータまで配線します。配線は配線通しを使うと配線がやりやすいです。

まずレーダークルーズセンサー付近から、ウインカー付近に通します。次にフロントフェンダへ配線を通します。

ウインカー付近からフロントフェンダへ配線を通します。

ウインカー付近からフロントフェンダへ配線を通します。

ウインカー付近からフロントフェンダへ配線を通します。

フロントフェンダからグロメットを通して室内に配線します。フェンダーライナーのネジを外します。

フェンダーライナーを捲るとグロメットがあります。

グロメットを通して室内に配線します。

グロメットを通して室内に配線します。

グロメットを通して室内に配線します。

グロメットを通して室内に配線します。

グロメットを通して室内に配線します。

グロメットを通して室内に配線します。

グロメットを通して室内に配線します。

AG3コネクタ部のハウジングコネクタとリペアワイヤです。

ギボシ端子を装着します。写真の上から、
AG3-1
AG3-2
AG3-3
AG3-4
AG3-5の並びです。

配線した5束電線と、リペアワイヤをギボシ接続します。
センサ-ピン1→AG3-1
センサ-ピン2→AG3-5
センサ-ピン3→AG3-4
センサ-ピン4→AG3-3
センサ-ピン5→AG3-2

レーダークルーズハーネスのコネクタを、レーダークルーズセンサーに接続します。

配線した5束電線とレーダークルーズハーネスをギボシ接続します。

センサ-ピン1→AG3-1
センサ-ピン2→AG3-5
センサ-ピン3→AG3-4
センサ-ピン4→AG3-3
センサ-ピン5→AG3-2

ドライバーサイドJ/BのAG3コネクタ(ワイヤtoワイヤ)です。

ドライバーサイドJ/BのAG3コネクタ(ワイヤtoワイヤ)です。

ドライバーサイドJ/BのAG3コネクタ(ワイヤtoワイヤ)にハウジングコネクタを接続します。

バッテリーのマイナス端子を接続しエンジンを掛けます。動作確認しておきます。

クルーズメインスイッチをONにします。

マルチインフォメーションに表示される「CRUISE READY」の文字を確認します。

MODEスイッチを押すたびに、車間距離設定値が変化することを確認します。

MODEスイッチを押すたびに、車間距離設定値が変化することを確認します。写真は車間距離設定"ミッド"の例

簡易動作チェックが完了したら、仕上げに入ります。

コルゲートチューブです。

ラベルにテープを貼って、簡易防水処理をしておきます。

レーダークルーズハーネスをコルゲートチューブに収めます。

レーダークルーズハーネスをコルゲートチューブに収めます。

ウインカー裏部分の配線も整理しておきます。

ウインカーを取り付けます。

レーダークルーズセンサー部は完成でます。

ディストリビューションコンピュータ付近です。

配線をまとめて整理します。

配線をまとめて整理します。

カバーを閉めます。

装着完了です。(^^)v

レーダーセンサー用ホールカバーは、簡単に外せますが、走行中に外れることはありません。(本来は内部でネジ止めされている)

切り口が汚いので、あまり見ないでください。( ̄ー ̄;

レーダークルーズセンサー脇の2つの六角ネジは光軸調整用です。



マルチインフォメーションダイアグチェック

マルチインフォメーションダイアグチェックしてみます。IGキーはOFFの状態です。

エンジンルームのエンジンカバーを外すと、ダイアグノーシスコネクタがあります。

ダイアグノーシスコネクタのカバーをあけます。

Tc端子とE1端子を短絡させます。

Tc端子とE1端子を短絡させます。

IGキーをONにします。

ステアリングのFUNCTIONボタンを押します。

EFI  OKです。FUNCTIONボタンを押します。

VSC OKです。FUNCTIONボタンを押します。

CRUIZE OKです。
異常がある場合には、ダイアグノーシスコード番号が表示され、異常個所が特定することができます。 ダイアグで検出可能なエラー(被疑)
・ディスタンスコントロールECU
・レーダークルーズセンサー
・光軸ズレ
・ワイヤハーネス
・エンジンECU
・ABS&TRC&VSC ECU
・スピードセンサー
・警報ブザー
「マルチインフォメーションダイアグ」はIG-OFFで終了します。

ダイアグノーシスコネクタで、短絡させていたワイヤーを取り外します。



レーザーレーダーセンサー調整
レーダークルーズコントロールセンサーの光軸調整方法
(1)調整前作業
  ・ダイアグテスターS2000またはTaScanを用意する。←通常は不可能なので、結局ディーラーになります。(; ̄ー ̄A
  ・タイヤの空気圧を正規に調整する
  ・トランクを空にする
  ・レーザーレーダーセンサーの受光、送信部を清掃する
  ・見通し30m程度の水平なスペースを確保する(30m×7m)
  ・周囲、または路面に反射物がないことを確認する

(2)リフレクタ設置
  ・レーダーレーザーセンサー受光部と同じ高さのリフレクタを用意する
  ・前後のバンパー中央部(エンブレム中心)より、糸をたらし正確な中央位置を路面にマーキングする
  ・前後のマーキング2点を結ぶ車両の前方20m先に、リフレクタを設置する

(3)リフレクタ確認
  ・クルーズメインスイッチをONにする
  ・ダイアグテスターS2000を車両に接続し、光軸調整モードにする
  ・現在のズレ量を確認後、リフレクタを左右に1mずらし、左右の値がL2.8度変化する事を確認する

(4)光軸調整
  ・リフレクタを元の位置(車両中心より20m前方)に戻し、光軸調整部のめくら蓋を外し、ロングヘキサゴンレンチにてレーザーレーダーセンサーのネジ部を回して左右、上下の順で0度に合わせる。
  <参考> 1回転で左右約0.25度、上下約0.7度動く

  ・光軸補正値をリセットするため0度に調整完了後、5秒間保持する。
   [左右調整]
    (1) A,Bのネジを同方向に回す。
      <参考> 右回転…右に動く、左回転…左に動く
    [上下調整]
    (1)Bのネジのみ回す。
      <参考> 右図転…下に動く、左回転…上に動く

(5)リフレクタ再確認
  ・リフレクタを右に1mずらし、左右の値が約L2.8度になっていることを確認する

(6)調整後作業
  ・ダイアグテスターS2000を車両からはずす。
  ・光軸調整部にめくら蓋を取り付ける。

レーダークルーズセンサー脇の2つの六角ネジは光軸調整用で、上がネジA、下がネジBとします。

つけたままでも調整できますが、作業性向上のため、レーダーセンサー用ホールカバーを外します。

ヘキサゴンレンチで光軸調整します。上のネジA(上)が左右、ネジB(下)で上下を調整します。

本来の調整方法はうまく行かなかったので、結局実走テストと"勘"で調整しました。( ̄ー ̄;


レーダークルーズ実走(設定車間距離と警告表示)

クルーズメインスイッチをONにします。

MODEスイッチを押すたびに、車間距離設定値が変化することを確認します。

車間設定と車速をセットします。写真例は、車間距離ロング、108km/hで設定

レーダーが先行車両を検知したら、マルチインフォメーションに先行車のマークが現れ、追従速走行に入ります。

車間距離ロング設定
      ↓

車間距離ミッド設定
      ↓

車間距離ショート設定
      ↓

先行車両に近づきすぎるとリバース表示とブザー鳴動されます。(車間距離ロング時)
      ↓

車間距離ロングでの目視追従距離

車間距離ミッドでの目視追従距離

車間距離ショートでの目視追従距離

先行車両に近づき過ぎたときの目視追従距離(車間距離ロング時)


作業時間 工期は長かったのでよくわかりません。トータル30時間ぐらい?
施工時期 2006年2月
満足度 90点 ★★★★★★★★★☆
装着した感想 レーザーレーダークルーズはメーカーオプションです。すなわち後付けは本来できません。

20後期ではレーザーレーダークルーズの装着率は低いです。正確なデータがあるわけではありませんが、これまでオフ会で多くの20後期以降のセルシオを見てきましたが、レーザーレーダークルーズ装着車は20台前後に1台程度の割合です。このことから装着率は推定5%程度かと思います。

クルーズコントロール自体、あまり使用しないものですが、レーダークルーズ装着車のシンボルである「レーダーセンサー(レーダーカメラ)」は珍しいですし、"レーダー"がカッコイイ!?ですし、機能としても面白そうなので以前から興味がありました。

「レーダークルーズ非装着の20後期に、レーダークルーズを後付けに成功した」という前例は聞いたことがなかったので後付けは無理だろうと考えていましたが、ちょっと調べてみるとハーネスの引き直しで移植できそうな感じがしたので「レーダークルーズを後付け」に挑戦してみました。

どうせ移植するなら、単なるダミーとしてではなく、レーダークルーズとして正しく機能する事を目標として取り組みました。

装着レポートにはありませんが、最終的に正しく動作するまで実はいろいろな苦労がありました。大きなところではレーダーレーザーセンサ(レーダーカメラ)は3台交換しています。当然フロントバンパーは3〜4回脱着しています。
# 本レポートに写っているレーザーカメラは結果的に不良品でした、、、、、(T_T;
現在は30前期のレーダーレーザーセンサ(レーダーカメラ)を装着して正常に動作しています。(^^)v

レーダークルーズをどこまで信用できるかというとそんなに信用はできないので、結局つきっきりになり利便性は?ですが、使っていてそれなりに面白いです。(^^)

個人的には、「レーダークルーズ移植(後付け)」が成功したこと、またビジュアル的にも正真正銘の「レーダークルーズ装着車」としてビジュアルも手に入れることが出来たので、とても満足しています。


ナビゲーション
前へ      次へ  
(1) レーザーレーダークルーズ(1/4)〜パーツ、準備品編〜
(2) レーザーレーダークルーズ(2/4)〜ECU装着、仮テスト編〜
(3) レーザーレーダークルーズ(3/4)〜レーダーセンサー装着編〜
(4) レーザーレーダークルーズ(4/4)〜ハーネス配線、調整、実走編〜