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ブレーキパッド(リア)交換(前編)

ブレーキは *重要保安部品* です。本レポートを参考(掲示板情報含む)にご自分で交換なさる場合は、自己責任でお願いします。尚、ご自身で交換された場合は、点検整備の記録と保存が義務づけられています。(整備手帳に、日付、氏名、作業内容を記載)

ブレーキパッド交換(後編)はこちら
(Impressionは次ページです)


商品名 ディスクブレーキパッド(一般仕様)
メーカー 冨士ブレーキ工業株式会社
型番 AFP225
製品仕様 一般仕様です。スポーツパッドではありません、、、、
価格 3,000円ぐらい
購入先 個人取引
動機 1年前に、リアのブレーキパッド残量が5mmぐらいだったので、そろそろ交換時期かな〜と
取り付け 自分で装着
関連HP SEI住友電工
ENDLESS
ディスクブレーキの専門用語
準備品 ブレーキパッド以外に準備したもの
KURE
ディスクブレーキクワイエット
ブレーキ鳴き止め用のグリス
KURE
シリコングリースメイト
シリンダースライドピン、ピストン用グリース
※ブレーキのオーバーホール時以外は必要ないかな。
KURE
ブレークリーン
ブレーキクリーナー
ダイソー C型クランプ
(ピストン押し戻し用)
エーモン
G242
家にあった、適当なステー
(ピストン押し戻し用)
感想(Impression)は次ページです。

写真レポートの参照順について(新しいウインドウが開きます)


写真をクリックすると拡大写真となります。


製品パッケージ


【右リア】ブレーキパッドの交換

ハイトコントロールスイッチをOFFにします。
※作業完了後にはONに戻します。

ホイールナットを緩めます。

ジャッキアップしてホイールを取り外します。

丸印がブレーキキャリパです。

円盤状のものがディスクプレーキローターです。

14mmと17mmのレンチを使って、
シリンダースライドピンのボルトを外します。リアは上側のシリンダースライドピンボルトを外した方が作業がやりやすいです。(後で気が付いた、、、)

シリンダースライドピンのボルトを抜きます。

ディスクプレーキシリンダーを持ち上げます。下側を開けた場合、ブレーキホースがアームに引っかかり(□部分)持ち上げ難いです。上側から開けた時は問題ありません。

ディスクブレーキピストンが見えます。この部分だけフロントブレーキと異なる部分です。フロントブレーキ
のピストンは2POT(ツーポッド)になっています。

ディスクプレーキシリンダーを持ち上げると、ブレーキパッドが見えます。

ディスクプレーキシリンダーを持ち上げた状態の上方写真です。

内側のディスクブレーキパッドです。

ブレーキホースがアームに引っかかり、持ち上げ切れない為、フロアジャッキのアームを支持棒にしました。上側から開けた時は不要です。

アンチスキールスプリングを取り外します。

アンチスキールスプリングを取り外します。

外側のブレーキパッドを外します。
※ペンチを使う必要は有りません

内側のブレーキパッドを外します。
※ペンチを使う必要は有りません

上が新品パッドで、下側が古いバッドです。古いパッドの摩擦材部分の厚みは、まだ5mmぐらい残っていますが、早期交換する事にしました。
一般的には、残り3mmぐらいが交換時期です。

上は古いパッド、下が新品パッド

新品パッドの摩擦材両脇を、ヤスリで面取りしておきます。僕は、ほんのちょっとだけにしておきました。

上は古いパッド、下が新品パッド。
古いパッドの金具は流用します。

ブレーキクリーナーです。

ブレーキクリーナーでパッド/金具を洗浄します。

ローター、ピストン、マウンチング、シリンダー等を洗浄しておきます。

ブレーキクリーナーでパッドを洗浄します。

ブレーキの鳴き止め用グリースです。
※シリコングリースでも代用可能です。

ブレーキの鳴き止め用グリースです。

適当なヘラを使い、鳴き止めグリースをパッドの裏面に薄く塗布します。

パッドの両脇(□の部分)にも、鳴き止めグリースを塗布します。

まだグリースの塗布量が多いかな、、、

パッドの両脇(□の部分)にも、鳴き止めグリースを塗布します。

アンチスキールシムNo.1(鳴き止め用シム)の両面にも、鳴き止めグリースを薄く塗布します。

アンチスキールシムNo.1の片面です。折り返し(ツメ)の内側にも塗布します。

アンチスキールシムNo.1の片面

アンチスキールシムNo.1を装着します。

摩耗センサー(可聴式)です。正式にはPWI(パッドウエアインジケータ)プレートと呼びます。

PWIプレート(摩耗センサー)を装着します。※装着は何時でもよいです

今見ると、PWIプレートがちょっと変形してますね。また調整しないと、、、

アンチスキールシムNo.2の両面にも、鳴き止めグリースを薄く塗布します。折り返し(ツメ)の内側にも塗布します。

アンチスキールシムNo.2の両面にも、鳴き止めグリースを薄く塗布します。

アンチスキールシムNo.2を装着して、1組の鳴き止めグリース塗布&パッド組上げ完了です。

□部分は、ブレーキオイルリザーブタンク(マスターシリンダーリザーバ)です。

ブレーキオイルリザーブタンク(マスターシリンダーリザーバ)が、ピストン押し戻し時に溢れないように残量を確認しておきます。


古いパッドの磨耗していた分、ピストンは突出しています。パッド交換時には、突出しているピストンを手動で押し戻してやる必要があります。
押し戻さないと、突出した部分がパッドに当たり、ディスクプレーキシリンダーを閉じる事が出来ません。

ピストンを押し戻し用の工具として、
C型クランプと、家に合あった適当なステーを利用しました。ステーはピストンにキズが入らないようにするためのものです。

C型クランプです。
100円ショップダイソーで購入しました。C型クランプを使って、ピストンを押し込みます。

C型クランプとステーを、このようにピストンに組み合わせます。

古いパッドの磨耗していた分、ピストンは突出しています。(写真内図)
このままだと突出した分が、新パッドに当たるため、ディスクプレーキシリンダーを閉じる事が出来ません。

C型クランプ裏側です。

C型クランプをボルトをねじ込み、ピストンを押し戻してやります。
それほど重くはないので、ステーを手やラジペン等でも押し戻せると思います。

ピストンを押し戻しました。一つ上の写真と比較してください。

ピストン押し戻した事により、ブレーキオイルリザーブタンク(マスターシリンダーリザーバ)が、溢れていないか確認しておきます。

ブレーキクリーナーでピストンを洗浄しておきます。

パッドサポートプレートです。

パッドサポートプレートです。
※深い意味はないです、、、(^^;

外側に新しいバッドを装着します。

内側にも新しいパッドを装着します。

内側/外側パッド共に、PWIプレート(摩耗センサー)は、下側に位置するように装着します。

内側/外側パッド共に、PWIプレート(摩耗センサー)は、下側に位置するように装着します。

アンチスキールスプリングを取り付けます。

アンチスキールスプリングを2本とも取り付けます。

外側から

内側から

シリコングリースです。ゴム部分にも塗布できるグリースで、スライドピンやピストンに塗布します。正式?にはラバーグリース(ゴム専用)を塗布する事になっているのですが、ラバーグリースは入手困難ですし、現在はディーラーでもシリコングリースを使っているそうです。シリコングリースは、パッドの裏面グリースとしても利用できるマルチグリースです。
※ブレーキのオーバーホール時以外は必要ないかも。

シリコングリースを、ディスクブレーキピストンの周り(シリンダーブーツ、ピストンシール)にスプレー塗布しておきます。

シリンダスライドピンを手で押し込んでおきます。
※押し込んでおかないと、ディスクブレーキシリンダーを閉じる時に当たってしまいます。

ディスクブレーキシリンダーを閉めます。

パッド残量確認用の点検窓です。

シリンダースライドピンのボルト差します

シリンダースライドピンのボルトを締めつけます。

上下のシリンダースライドピン、ブシュ付近に、シリコングリースを、塗布(スプレー)しておきます。
※すみません気休めです、、、(^^;;
外から吹いてもあまり効果ないです、、、、

ディスクブレーキパッドの交換が完了です。


ブレーキパッド交換(後編)へつづく
※Impressionは次ページです