□投稿者/ Yamae 法王(271回)-(2014/02/20(Thu) 11:25:10) [ID:tMmsbzXC]
| 県名/補足(年式,Grade):[愛知県 H10 C] 車両型式:[20/21後期]
■No38687に返信(7296さんの記事) > もうほんと何度もすみません。 > やはりEMVではなくEVMなのですね。 > EVMとはどの部分をさすのでしょうか? > > 本日はとうとうエンジンをかけなおしても > ウンともスンとも言わなくなりました。
Electronic Vehicle Multivision のことです。通称マルチビジョンですが、フルネームの頭文字だけの方が短くて言い易く、また、海外の人にも通じ易いので、EVMという言い方を私たちはしています。
もし、1時間以上運転し、正しく動作するようなら、電源の電解コンデンサの劣化だけかと思います。
電解コンデンサは経時劣化によるドライアップと、内部インピーダンスの上昇により、まず、低温時に問題が発生するようになります。そういう故障モードを私は今まで、あれこれ見ていますが、EVMに限らず、電解コンデンサを使ったユニットには、この種の問題発生が多くあります。この辺りの設計考察が甘く、長期耐久性の検証が十分でないと、タイマーのようにある年数の経過後、バタバタと市場で故障が発生します。アメリカのように、高級車は、20年・40万マイルを当たり前に乗るような国では、電解コンデンサの問題は多く発生しています。特に、リスクの大きい電解液を使ったものでは、以下のような事例もあったりします。 http://www.clublexus.com/forums/ls400/656360-all-my-crazy-lexus-issues-solved-ecu-leaking-capacitor.html
今は、良質な固体コンデンサや高容量のセラミックコンデンサがあり、比較的良くなってきていますが、耐久性が問題となる電解コンデンサの選択に車業界が十分に慎重でなかった時代もあり、当時の車が、市場で故障している現実を私は目の当たりにしています。
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