| 県名/補足(年式,Grade):[愛知 H10C] 車両型式:[20/21後期]
2016/01/30(Sat) 14:46:39 編集(投稿者)
先日のLED化の際、回路をトレースして、極性や電流のリターン経路を調べたついでに、メインアンプを差動ではなく、通常の非差動(シングルエンド)で駆動できる箇所をマルチ下のスイッチャー基板で探ってみました。この目的は、携帯電話やデジタルオーディオ機器等からの外部非差動信号を入れられるようにしたかったからです。
調べていく内に、写真中央左寄りのIC451が、FM,AM 及びカセット等からの非作動信号を差動信号に変換していることを突き止めました。2ピンにR、6ピンにLの外部入力信号を加えることで、メインアンプが駆動でき、スピーカーから音が出ます。
尚、差動信号は、このICの右隣のIC452でバッファリングされ、IC411のスイッチャーに送られて、メインアンプを駆動していることが分かりました。
オーディオソースの選択ボタンは、目的の信号を選択するのに、非目的の信号をミュートすることで成立させており、外部オーディオ機器をミュートしない限り、FMを聞いていようと、AMを聞いていようと、IC451の2ピンと6ピンに加えた音声信号は、スピーカーから聴こえます。携帯電話でこれは便利ですし、MP3プレーヤーを聴くときは、私はもう使うこのないカセットを選択しておけば、MP3の音だけが聞こえます。
この改造以外に、IC451、452、411のカップリングに使われていた電解コンの全てと、電源のデカップリングコンと並列に0.027uFのフィルムコンをパラ付してみました。この結果、どのソースも以前より艷やかな音で聴こえるようになりました。電球切れでLED化したついでに、音のリフレッシュや外部入力も可能になって、ますますセルシオを廃車できなくなってしまいました。
|