| 県名/補足(年式,Grade):[愛知 H10 C]
MAF(Mass Air Flow)センサーの清掃をする機会があったので、報告させてもらいます。 これがひどく汚れると、エンジンが不調になりますが、その前兆として、燃費が悪化すると一般に言われています。 実は、O2センサーの自作エンハンサーを作り、これを取り付ける前に、エンジンマネージメントを正しておこうという 意図もあって、以前済ませたスロットルバルブ周りの清掃に加えて、MAFセンサーも清掃しておこうと思った次第です。
20/21後期には、二線式のホットワイヤーによるMAFセンサーが使われており、この2つが差動のブリッジ構成によるセンシング 回路で、電圧に変換されています。このため、2本ともが同じように汚れている範囲では大きな支障は出ないと思われます。 しかし、長期間には、エアフィルター自体の繊維や、エアフィルターで捕捉されきれないミクロンレベルの細かいゴミとか 粘着性のある微細な花粉が付着し、精度が悪化するようです。
愛車の21後期セルシオは過去、14年間、一度も清掃の記録はなく、外して見てみましたが、特に汚れが目立つほどではありませんでした。 しかし、エアフロクリーンという、MAFセンサーやエアフロメーター清掃専用に作られたスプレーを吹き付けると、ワイヤーに光沢が 確認できるようになりました。2分待って、もう一度吹き付けると、さらに光沢が増した感じになりました。添付写真の右下が 清掃後のものです。やはり、超微細な粒子がワイヤーの表面にこびりついていた、ということになります。
この後、一般道を264.7km走り、その内訳は、凡そ、市街地3割、郊外7割でしたが、給油量は28.33Lでしたから、燃費は9.34km/L ということになります。これは、過去1年間では最高の値で、先月、高速道路ばかり走って得た、9.2km/Lという値よりも良く、燃費は 改善された感じです。
この1年間、一般道の走行で、9km/Lのオーダーに達したことはなく、せいぜい、8km/Lの上の方のオーダーでしたから MAFセンサーの清掃による効果はあったようです。
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